ララコレ2−Twitter連携時に気をつけたいこと。
2011年6月8日 3件のコメント
今日のレビューアプリは「ララコレ2」です。
このアプリは、自分の分身(パト)をおつかいに行かせて、目的地での出会いや、ご当地アイテムの獲得を楽しむアプリです。和み系のキャラクターイラストも魅力的です。
そしてこのアプリのユニークな機能のひとつが、AR。自分の周辺にいるキャラクター達をiPhone画面上で確認する事ができるのです。画面に表示されたキャラクター達とのコミュニケーション機能も充実しているので、使い方次第でいろいろと楽しめそうですね。
↑なんと、我が家のリビングにも、キャラクターが出現!ちなみにこのアプリ、海外展開も予定しているということなので、ひょっとするとmade in Japan のアプリとしてグローバルに認知されることになるかもしれないですねー。楽しみです。
…ところで、このアプリを開発者視点で見た時に、思うところがあったのでその話を最後に少し。Twitter連携機能に対してアプリ開発者はもうちょっと慎重になった方がいいんじゃないかなという話です。
気になったのは「ララコレ2」のTwitter連携による機能。
ユーザーは初回ログイン時にTwitterとの連携を選択することができます。おなじみの認証画面(上の図A)で「許可する」ボタンを押すとログイン完了。よくあるTwitter連携のパターンですね。…ところがここで問題があります。実はこの許可ボタンを押した瞬間に、ユーザーのTwitterアカウントから「ララコレ2をはじめました」という自動ツイートが投稿されるしくみになっています。
この自動Tweet機能、実装しているアプリもちらほら見られますが、反感を覚えるユーザーも少なからずいるようです。
↑このアプリに夢中になっている最中に自分のアカウントから自動投稿されたTweet。
ちなみに開発者さんの名誉のために補足しておくと、認証画面(上の図A)でユーザーは「Post tweets for you=あなたに代わってツイート投稿する」権限をアプリに与えているわけで、アプリ側は許可された権利の範囲内で正当に機能を利用していると言えます。
それでも少なくとも私は、自分の知らないところでアプリが勝手にTweetしたことに対して不信感を感じてしまいました。(まったく気にしない人も中にはいるでしょうが、社内では否定的な感想がほとんどでした…)そして、私たちgenesixはユーザーの信頼を失うリスクがある以上、たとえ許諾を得ていたとしても、”Post tweets for user ”の機能は慎重に扱うべきだと考えています。アプリ側としては強制Tweetによってタイムライン上に口コミ効果を演出したい狙いがあるのかもしれません。でもユーザーの信頼を失うことと引き換えに得られる口コミ効果はむしろ、ネガティブな口コミに火をつけるリスクにもなり得るわけです。
…「ララコレ2」、充分価値のあるアプリだと思うので自動Tweer機能なんて野暮な仕掛けはやめちゃってもいいのにな…。
…惜しいなあ。